タワーマンションにも賃貸がある！

最近は都市部の便利な場所の近くに住むために、タワーマンションを利用する人が増えています。東京や大阪のビジネス街の近くは地価が高いので、一戸建てやマンションを購入することが困難です。戸数の多いタワーマンションであれば、都心の一等地で便利な場所でも割安な価格で物件が購入できる場合があります。

近年は都市部の再開発が活発に行われており、都市部の便利な場所にタワーマンションが建設されています。マンションの中には地域のランドマーク的な建物も含まれており、地下部分が駅に直結していたり、低層階に飲食店やスーパーなどの商業施設が入居して利便性の高い物件があります。タワーマンションはセキュリティ設備が充実しているので、都市部でも安心して生活ができます。ただしタワーマンションは物件の単価が高額なので、ほとんどの方にとっては簡単に手が届くようなものではありません。

平均的な収入の方でも、利便性が高くてセキュリティが充実したタワーマンションに住む方法があります。タワーマンションの中には賃貸物件として使用されている部屋があり、敷金・家賃を支払えば誰でも居住できます。賃貸物件の多くは個人オーナーが貸し出していますが、中には不動産会社などが所有する事業用物件も存在します。中・高層階で眺望の良い部屋であれば、一般向けの住宅やマンションよりも家賃が高くなります。ただし低層階の部屋であれば、周辺にある普通のマンションと同じくらいの家賃で利用できるケースも少なくありません。

賃貸のタワーマンションは、物件を所有する場合と比べて多くのメリットがあります。タワーマンションは戸建て住宅や普通のマンションとは大きく異なる特徴があり、人によって向き不向きがあります。高層階は眺望が良いですが、バルコニーに洗濯物や布団を干すことができません。豪華な設備が充実していますが、普通のマンションと比べて管理費が高いので高額な維持費がかかります。駅に近くて便利な場所にありますが、朝の通勤・通学時間帯はエレベーターが混雑します。

タワーマンションは従来のマンションとは異なるメリットとデメリットがあるので、ライフスタイルや好みによっては合わない人もいます。マンションを購入して入居した後に問題が生じて退去する場合は、所有する物件を売却しなければなりません。これに対して賃貸物件であれば、契約を解除するだけで簡単に退去して別の家に引っ越すことができます。